オールオン4を上顎だけしたい
オールオン4を上顎だけしたい
「オールオン4は上下すべての歯を治す治療」と思っていませんか?
実は、上顎だけの治療も可能です。
上だけ総入れ歯で不自由がある方、上顎の歯をすべて失ってしまった方でも、上顎単独での機能回復が目指せます。
当院ではCT撮影・3Dシミュレーションを用いた精密診断とガイド手術で、上顎だけでも安定した固定が得られるかを丁寧に判定。
条件を満たせば、手術当日に仮歯装着(即時荷重)で見た目と噛む機能をスピーディに回復します。
「オールオン4は上下の歯をすべて治す治療」と思われがちですが、実は上顎だけの治療も可能です。当院でも、上顎の歯をすべて失ってしまった方や、上だけ総入れ歯を使っている方などに対して、上顎のみのオールオン4治療を行っています。
上顎の骨は下顎に比べて柔らかく、また上顎洞(副鼻腔)が近くにあるため、手術の難易度はやや高くなります。そのため当院では、CT撮影・3Dシミュレーションを用いて骨の形・厚み・密度を細かく分析し、上顎だけでも安定した固定が得られるかどうかを慎重に判断しています。条件を満たせば、上顎単独のオールオン4でも十分に機能回復が可能です。
政久歯科醫院では上顎のみ・下顎のみでのオールオン4が可能です。その中でも今回は上顎のオールオン4について記述します。
オールオン4は、失った歯の本数に合わせて1本ずつインプラントを入れる従来法と違い、わずか4本のインプラントで12本分の人工歯を支える治療法です。
片顎、全ての歯を支えることができます。
骨のある前方に2本、後方に2本を斜めに埋めることで、少ない本数でもしっかりと固定できる設計になっています。骨量が少ない方でも骨移植無しで対応できることが多いです。
オールオン4は、基本的に即時荷重(そくじかじゅう)です。
即時荷重とは、手術当日に仮歯を装着できる治療法です。
見た目や噛む機能をすぐに回復できるため、見た目が気になる方でも安心して治療の予定が立てられます。
また、高度な診断技術とデジタルシミュレーションを組み合わせた「ガイデッドサージェリー(コンピューターガイド下手術)」を用いることで、インプラントを埋め込む位置や角度を事前に設計し、手術をより正確・安全に行います。当院は最先端機器の「X-guide」を使用した症例数が中国地方No.1です。
さらに当院では、静脈内鎮静法によって眠っているようなリラックス状態で手術を受けていただけるため、不安や恐怖を感じやすい方にも安心して治療を受けていただけます。
上顎だけのオールオン4には、いくつかのメリットがあります。
まず、治療範囲を必要な部分に限定できるため、費用や手術の負担を抑えられることが大きいです。下顎に健康な歯が残っている方や、下顎は義歯で不自由していない方でも、上顎だけを固定式にすることで、見た目と噛み心地の両方を改善できます。
また、当院ではオペ当日に仮歯を入れることが可能です。従来のように数か月も歯がない状態で過ごす必要はなく、手術直後から自然な見た目で過ごしていただけます。上顎は特に見た目が気になることが多いですが、安心してお過ごし頂けます。
このように、上顎だけのオールオン4は、必要な部分のみの治療をすることで、短期間で快適にしっかり噛めるお口を目指すことができます。
一方で、上顎だけのオールオン4では、注意しなくてはいけない点があります。
上顎は下顎に比べて骨が柔らかく、インプラントの固定力が得られにくい傾向があります。
そのため初期固定が十分に得られない場合は、無理に仮歯を入れず、1〜2日後に装着を行うなど、安全性を優先することがあります。
また、上顎洞との距離が近い場合は、インプラントを斜めに埋める「傾斜埋入」や、必要に応じて骨造成を行うこともあります。
当院では事前のCT診断で上顎洞の位置や骨の高さを正確に診断しています。
埋入角度の調整や骨造成が必要な場合など、通常と違うケースの場合にもしっかりと説明させていただきますので、ご安心ください。
上顎だけがオールオン4の場合、上下の歯が不均等のため、噛み合わせにかかる力が不均等になりやすくなります。
当院では、補綴(かぶせ物)の形態や咬合設計を慎重に行い、長期間安定して使用できるようにしています。
治療後は定期的なメンテナンスで、健康な状態を維持していけるようにサポートさせていただきます。
当院で行なっているオールオン4の特徴をわかりやすく紹介します。
当院のオールオン4治療は、基本的に日帰り手術です。入院の心配はありません。できるだけ負担が少ない方法で、施術を行いますので、ご安心ください。
仮歯は、見た目が自然で噛みやすい設計になっており、術後すぐに食事(軟食)や会話ができるよう配慮されています。
最終的には、ジルコニア素材などの丈夫で審美性の高い歯に置き換えます。審美性と耐久性・機能性を兼ね備えた素材ですので、ケアをすることで長くお使いいただくことができます。
当院では、オールオン4の手術時に、静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)を導入しています。
これは点滴によって鎮静薬を少量ずつ投与し、ウトウトと眠っているような状態で手術を受けていただく方法です。
手術中の痛みや恐怖感がほとんどなく、「気づいたら終わっていた」と感じる方も多くいらっしゃいます。手術に対して不安や緊張を感じる方でも安心です。
麻酔は専門の医療チームが常時モニタリングし、体調や血圧などを確認しながら安全にコントロールしています。オールオン4のような長時間の手術でも安心して受けていただける環境を整えています。
当院では、患者様の症例やご希望に応じて、従来のインプラント治療とオールオン4の両方を提案しています。
どちらの方法も失った歯を補う優れた治療法ですが、治療期間・費用・手術の負担などに違いがあります。
ここでは、特に上顎のオールオン4がどのような点で効率的かを、通常のインプラントと比較してご紹介します。
通常のインプラント治療では、歯を失った部位ごとにインプラントを埋入するため、治療期間が長くなる傾向があります。
骨が安定するまでに数か月、最終の人工歯が入るまでには半年〜1年以上かかることもあります。
一方、オールオン4ではわずか4本のインプラントで全体を支える構造で、手術当日に仮歯を装着できるため、1日で見た目と噛む機能を回復できるのが大きな特徴です。
その後は、インプラントが骨としっかり結合するまで数か月の安定期間を経て、最終的な人工歯に置き換えますが、全体の通院期間は通常のインプラントよりもはるかに短く済みます。
費用面でも、オールオン4は効率的な治療法です。
従来の方法では失った歯の本数分のインプラントや人工歯が必要になるため、材料費・手術費ともに高額になりがちです。
オールオン4ではインプラントの本数を4本に抑え、骨造成を行わずに済むケースも多いため、トータルでのコストを抑えながらも、十分な強度と審美性を確保できます。
また、当院ではジルコニアやなど、見た目にも自然で長持ちする補綴素材を採用し、費用対効果の高い治療を実現させることができます。
当院では、「上顎だけのオールオン4」でも、安全性・審美性・機能性のすべてを両立した治療を提供しています。
そしてできるだけ短期間での治療を可能にします。
上顎だけのオールオン4に興味がある方は、ご相談ください。