インプラント治療に対応している歯科医院は数多くありますが、治療の質はそれぞれで大きく異なります。インプラントは極めて専門性の高い治療分野であり、歯科医師には深い知識や豊富な経験が求められるからです。必要とする診療環境も通常の歯科治療とは異なる点を強調しておきます。

▼インプラント経験が豊富であること

インプラント治療を受ける医院選びの際には、まず診療実績に着目しましょう。どんなに器用で優れた歯科医師でも、始めから質の高いインプラント治療を行うのは困難です。逆に、多くの経験を積むことによって、歯科医師個人の資質に左右されない、質の高いインプラント治療を安定的に提供できるようになります。ですから、歯科医院選びの際には、過去にどのようなインプラント治療を行ってきたのか、症例数はどのくらいに達しているのか、確認しましょう。

▼先進設備を整えている

 インプラント治療には、人工歯根を顎の骨に埋入する手術を伴うため、歯科用３DCTに代表されるような先進設備が必須となっています。人工歯根を埋め込む際に使用する専用のドリルや骨を切削する機器、インプラントを正常な状態のまま保管する装置なども欠かすことができません。そうした先進設備を備えているかどうかも着目しましょう。 

▼減菌処理が徹底されている

歯科は外科処置が主体となる診療科です。とくにインプラントの埋入手術では、歯茎をメスで切開し、顎の骨にドリルで穴を開けるといった処置を施すことから、術中の感染リスクも高まります。そこで重要となるのが診療器具の滅菌処理です。当院では、「世界水準」クラスB滅菌器を導入しており、器具に付着したすべての病原体（真菌・細菌・ウイルス）を死滅させることができます。その結果、常に無菌化された器具を使用することができ、術中の感染リスクもゼロに近付けられます。